フィーバーフュー

フィーバーフューはデイジーのような外観をもち、古代ギリシアの時代から偏頭痛や生理痛などの激しい痛みを和らげる目的で葉を煎じたり生の葉をかんで食べるなどの方法で用いられてきました。そのため「奇跡のアスピリン」とも呼ばれることとなり、さらに1980年代に入って英国を中心としてフィーバーフューの効果の科学的検証が進み、その結果英国の権威ある医学雑誌ランセットなどに発表されて大きな注目を集めました。

■お料理に
  フィーバーフューの葉は脂肪分解促進効果があり、料理に少し加えるとほろ苦い風味がする。

■美容
  フィーバーフューの葉はシミ、ソバカス用のローションとして。(17世紀はじめて商品化もされた)

■効能
  フィーバーフューの葉は偏頭痛緩和、安眠、関節炎の緩和に有効。
  浸出液は抜歯後の口の中の洗浄や下剤に使われる。
  以前は発熱、めまい、うつの際にも使われた。
  フィーバーフューの葉と花の浸出液には食欲増進効果、筋肉の痙攣を和らげたり、鎮静作用もある。

月桃

月桃は亜熱帯性のショウガ科の多年草で沖縄ではサンニンと呼ばれ、高さ3mにまで育ちます。初夏には肉質で唇状の白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけます。花弁の端はピンク色でその形が小さな貝殻を思わせることからハワイではシェル・ジンジャーと呼ばれています。沖縄では旧暦の12月8日をムーチー(餅)の日と言い、カーサームーチー(月桃の葉で包んだ餅)を食べる慣わしがあります。

■ハーブティーに
  「ポリフェノール」が多く含まれていることが明らかになり、幅広い分野への応用が進められています。
■その他
  心と体をやさしく解き放って、落ち着きと安らぎを回復してくれます。

キャラウェイ

芳香のあるセリ科植物のキャラウェイは、ギリシア・ローマ時代から最も人気のあるハーブのひとつでした。ギリシアの医師ディオスコリデスは、青白い顔をした少女たちにキャラウェイを摂るように忠告したといいます。さらに17世紀の初め、パーキンソンは風邪の治療や腸内のガスを除去する目的でこのハーブを用いました。

■お料理に
 いろいろなお料理のにおい付けに。
■その他(フラボノイド効果)
  キャラウェイの種を噛めば、口臭を防いでくれます。

ゼラニウム

「ゼラニウム」という呼び名は、以前、この花がゲンノショウコ属(Geranium)に分類されていたことの名残です。後にペラルゴニウム属に再分類されましたが、過去の属の名前がそのまま残りました。

■ハーブティーに
  ローズゼラニウムティー→ローズゼラニウムは、バラの香りがして、やさしい気持ちになれます。ま    た、ストレートティーに1枚浮かべても楽しいです。
  ふたつきマグカップに葉を5枚ほど入れて、お湯を注いで、2、3分ふたをします

■スキンケア
  注意事項としては、強力なのでアトピーの方や敏感肌に方は
  注意して量を抑え目にするか、他のものを使うほうがいいと思います。

ローズ

甘く魅力的な香りと美しさをもち「花の女王」と言われ私たちの生活でも身近な存在のローズは、世界中に2万種を超える品種があるといわれます。 古代ローマの人々にとっては「喜びの花」で宴会で卓上に飾るのはもちろん結婚式にはバラでティアラを作ったり、勝利者が行進する通りに花びらをまいたといわれています。また、かの有名なクレオパトラは永遠の美と若さを保つため、毎日バラの花びらを、浴槽いっぱいに浮かべて入浴したそうです。 ローズの香りを小道具に使っていた、歴史に残る美女たちの“美と若さ”のヒケツはバラだったのではないかと思います。

■ハーブティーに
 ホルモンのバランスを整えるとされ、老化や衰えはじめた肌、敏感肌、しみなどに効果があリます。
■お料理に
 最近の話題の、ローズを使って作るジャムは、ハーブティーに入れて一緒に飲むと、そのさわやかな香 りで心もリラックスできます。

ヒソップ

ヒソップの語源は、ヘブライ語の「去る(azob)」で、花言葉は“清潔”といい、ヘブライ人に“聖なるハーブ”と呼ばれ、とても大切にされていました。神殿などの神聖な場所を清めたり、ユダヤ教でも、「過ぎ越しの祭り」には、どの家庭でも身も心も清めるために食べる習わしがあり、アラブの人々は今でもヒソップのことを“アザフ(神聖なハーブの意となっている)”と呼んでいます。日本には明治時代に伝わりましたが、少しミントに似た爽やかな香りと苦味から、ヤナギハッカという和名がつけられました。ヒソップは全草をお茶に利用でき、ヨーロッパでは昔からハーブティーや料理などに広く利用されてきみした。

■ハーブティーに
 脂っぽい食事の後をサッパリ。
 風邪で体力がなくなっている時。
 ブレンドティーで体も心もすっきりです。
■お料理に
 脂肪分の多い肉料理や生臭い魚料理を食べやすくするためスパイスとして。
 お菓子にも使われ、アップルパイや洋梨のシロップ煮に細かく刻んだ葉を散らすと一層甘さが引き立  ち、味わい深くなります。
■体に
 独特のクラシックな香りに人気があります。ハーブをお風呂に入れたり、精油 なら5~6滴を、ひと握り分の極楽塩に混ぜてから、お風呂に入れると、ストレスによる疲れを緩和し、  身体の細胞を活性化させて、とてもリフレッシュできます。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

オレンジ

オレンジといえば、ハーブよりもフルーツのイメージが強いと思いますが、中国原産の薬用植物です。今も昔も中国では盛んにオレンジを薬として用いています。あの七味唐辛子に入っている陳皮は完熟果の果皮を、乾燥させたもので、消化を助ける漢方薬です。日本では温州みかんがリンゴと共に日本人に愛され、良く食べられている果物ですが、オレンジが日本に伝えられたのは、明治の中頃で、意外と歴史の浅い果物です。 オレンジブロッサム(オレンジフラワー)のハーブの香りは、間脳を刺激し、勉学する意欲が湧いて来る香りです。

■ハーブティーに
 カモミールや、ペパーミントは、オレンジと相性が良いので、ミックスしても。
■お料理に
 果汁を搾っただけでもおいしく、また鴨料理のオレンジソースは、あまりにも有名です。

チコリ

チコリはヨーロッパ原産のとても美しい澄んだ青色の花で、よく清らかな少女の瞳にたとえられます。 伝説も少女にまつわるお話が多く、ドイツではこの花の透き通るような清らかな青さは、一人の少女の涙からできたとされ、いつまで待っても帰ってこない恋人を想い、待ちわびた少女が道端で流した涙がチコリに姿を変えたそうです。 また、ニコチンを緩和するのにも役立つので、愛煙家の皆さんはコーヒー代わりに愛飲されるのはいかがでしょうか。

■ハーブティーに
 チコリのハーブティーは個性の強いので、ストレートで。
 コーヒーのようにミルクを入れて飲んでも。妊婦さんや授乳中の方も、ノンカフェインなので安心して飲め ます。
■お料理に
 ・サラダにして
 ・花びらをサラダに散らしたり、かすかな苦味のある葉を松の実と混ぜサラダのトッピングに用いるのも  。
 ・株に土をかぶせて保温するとできる白い葉球(軟白野菜)は、フランス料理やイタリア料理のオードブ  ルなどでおなじみのチコリです。

ラベンダー

ラベンダーのニックネームは[香りの庭の女王]と言われ、花は小さくても甘い芳香を放って、とても存在感をアピールしています。古代ギリシャやローマ人たちは、バスタブが紫色に染まるほどたくさんのラ ベンダーの花を浮かべて入浴し、清潔を保ち傷を癒すのに役立てながら優雅なひとときを過ごしたそうです。イギリスでは気絶した女性にラベンダーの香りを嗅がせると息を吹きかえす[魔法の香り]と言われていたとか。イタリアではラベンダーが花咲く季節には、その花の茂みに洗濯物を広げて香りを染み込ませながら乾燥させる習慣があります。また花のない季節には、タンスや戸棚に乾燥して保存しておいたラベンダーポプリを入れて1年中香りを絶やさないそうです。

■ハーブティーに
ラベンダーティーは、香りはすてきなのですが、濃く入れると苦味が強くなるので、薄めに入れたり、甘みを加えたり、あるいは他のハーブとブレンドする、あるいは紅茶にブレンドしてフレーバーティーとして飲むのもおすすめです。
   !!子宮を刺激するので、妊娠初期は使用しないほうがいいでしょう。乳幼児には使用しないよう        ご注意ください。低血圧の人は眠くなるときがあります。
■体に
エッセンシャルオイルを入浴剤に使うとリラックス効果がもてます。

ハイビスカス

ハイビスカスはフヨウ属あおい科の一年草で、原産地は東インド、中国方面 とされています。ハイビスカスは品種が多く、沖縄の方言名で「アカバナー」と呼ばれるように、真っ赤な花ばかりではなく、淡色系の花を咲かせる種類もあります。

■ハーブティーに
(ブレンド)
・便秘にこうかがあります。
  ハイビスカス     小さじ1/2
  ローズヒップ        1/2
  ヤロウ           1/3
  ローズレッド        1/3
・二日酔いの朝に効果があります。
  ハイビスカス     小さじ1/2
  ローズ           1/3
  リンデンフラワー      1/2
  ローズマリー        

シソ

シソの葉は蘇葉といって、漢方生薬のひとつです。シソ(蘇葉)の名は葉が紫色で、香気がさわやかで食欲がすすみ、人を蘇らせることからつけられました

■お料理に
料理のアクセントや、薬味などに。
■お茶で
・葉っぱを細かく粉上にしてさじ1杯で15秒ほど沸かします。
・新鮮なシソを葉っぱごとこれでもかというくらいに小さく切り刻み袋に煮出しおくとよりおいしいシソ茶が 出来上がります。
(シソと一緒にショウガやみかんの皮を混ぜるとシソが持つ効果をより高めるそうです。)
・お好みではちみつを入れても。

クローブ

蕾を乾燥させて作られるクローブのスパイスは、16世紀以来、胡椒と並んで、重要な貿易品として地位を占めてきました。インドカレーにおいては、シナモン、カルダモンと並んで欠かせないスパイス」の1つです。 また クローブは、古くから伝統的に歯痛の治療薬として用いられており、中国では、クローブの蕾を噛んで、歯の痛みを和らげるのに使っていました。現代でも、歯磨きの原料として使われており、市販されているチューブ入り歯磨の中には、クローブの香りを感じるものがたくさんあります。また、強い殺菌作用があることから、伝染病の治療にも使われてきました。

■お料理に
煮込みやオーブン料理で肉・たまねぎなどに刺して香りを加えます。
ひき肉料理には粉末を使います。甘くさわやかな香りが特徴です。

レモンバーベナ

さわやかなレモンの香りを放ち、ハーブティーの女王の名にふさわしい多くの人に好まれるハーブですが、華やかな神話や伝説のたぐいがほとんどないのが、とても不思議なくらいです。南米原産で、チリ、ペルー、アルゼンチンなど、アンデス山脈の土着の植物で、現地でもスパイスや香油として、よく使われています。そして、1784年にスペイン人によって、ヨーロッパに持ち込まれました。 ヨーロッパでは、もともとディナーのときのフィンガーボールの水(指先をすすぐ水)に、レモンの香りをつけるために利用されていました。レモンバーベナは、フランス語で「ヴェルベーヌ」と呼ばれ、フランス人が好んで飲むハーブティーとして有名です。

■ハーブティーに
ミント類と相性がよく、ホットでもアイスでもおいしく飲める
ブレンドティーとして親しまれています。
■お料理に
ケーキや飲み物に香りを付けたりします。
■体に
浴湯料、香粧料にも利用できます。

ジャスミン

ジャスミンは耐寒性の常緑ツル性の植物で、原産地は北インドや中国。香水や石けんなどの香料やお茶に混ぜるなどして使われます。ジャスミンの精油は、東洋では何世紀にも渡って医薬品や香料として認められ、ジャスミンの花は日暮れのころから濃厚に甘く香ることから、インドでは「夜の女王」と呼ばれたといいます。蒸し暑い夜の空気に触れると開花するそうです。最も強い香りを放つ夜明け前に花を摘み香りを楽しめます。

■お茶で
ティーポットにティースプーン2杯のドライハーブを入れ、熱湯を注いで3分ほど蒸らします。

エッセンシャルオイルに
気分をリラックスさせてくれます。
また、不安感を和らげる作用もあり、気分を明るくさせるだけでなく気持ちを高ぶらせてくれます。
■体に
ジャスミンのハーバルバスは、高貴な湯浴として、肌を鎮静させ強壮するのに、とても効果があるとされています。

カモミール

カモミールは、ドイツで「お母さんのハーブ」と呼ばれます。これは、月経に関わる不調や更年期障害の対策に使われてきたからです。また、ギリシアではヒポクラテスが熱剤にローマンカモミールを使用したという記述もあり、古代エジプトではお薬として人々から高い評価を得ていたという説も。

■ハーブティーに
・鍋の中にジャーマンカモミールのドライをティースプーン1杯、ミルク180ccを入れ、煮立てます。
・煮立ったら火を止め蓋をし、3~4分蒸らしてから、茶こしでカップに注ぎます。
・お好みではちみつを入れると飲みやすくなります。
■体に
ハーブティーを濃く煮出したものを浴槽に入れて入浴剤として使用すると、お肌にも効果を発揮します。

リンデン

空に向かって堂々と枝を広げる高い木で、ドイツの人々はこの木陰で憩い、読書にふけり、愛の語らいをしてきました。シューベルトの歌曲集「冬の旅」にも歌われているように、各地をさすらう人々にとって、この樹の下は過酷な現実から目をそらす事ができた場所でした。 フランスでは夕食後のお茶として親しまれていますが、それとは別に、落ち着きのない子供にリンデンのハーブティーを飲ませる習慣もあるそうです。 また、魔女が愛の媚薬を作る際に使ったそうで、「愛の守り神」などとも言われます。いずれにしても、家庭円満に役立ちそうなハーブティーです。

■ハーブティーに
神経の疲労回復
リンデンウッド1/3杯+オレンジブロッサム1/3杯+ペパーミント1/3杯

消化促進、食後のお茶に
リンデンウッド1/3杯+ペパーミント1/2杯+ローズレッド1/2杯

ダイエットに最適
リンデンウッド1/3杯+ペパーミント1/3杯+レモングラス1/3杯+ローズマリー1/3杯 

 


レモンバーム

レモンバームはシソ科の多年草で、葉はレモンに似た甘く爽やかな香りがします。 ミツバチが集まりやすいことから、ヨーロッパでは紀元前の頃から養蜂用に栽培されています。 レモンバームは、ミツバチの葉という意味のメリッサ、またはコウスイハッカ、西洋ヤマハッカなどの別名でも呼ばれています。

■ハーブティーに(ぶれんどてぃー)
≪リラックスレシピ≫
レモンバーム 1/2杯+リンデン 1/2杯

≪不安な気持ちをしずめるレシピ≫
レモンバーム 1杯+ラベンダー 1/3杯

タイム

ヨーロッパでタイムといえば、勇気・活動・行動力・気品・優雅さの象徴。「タイムの香りがする」という言葉は、最高のほめ言葉だったといいます。タイムはギリシャ神話に登場するスパルタ王妃ヘレネの涙からつくられたという伝説があります。ヘレネはことあるごとに涙を流し、すべての男性を惑わせ、トロイア戦争の引き金となったほどの美女でしたから、タイムの濃くて気品のある刺激的な香りと結びけられたかもしれません。中世の貴婦人は、修業にでかける恋人や夫である騎士を見送るときに、一枝のタイムとミツバチを刺繍したシルクのスカーフを送ったそうです。

■お料理に
しげきてきなかおりが肉、魚、肉、野菜と、どんな食材とも相性がよい。

セージ

学名はラテン語で「サルビア・オフィキネリス」、「長生きのハーブ」として知られています。イギリスでは、長寿を願うなら5月にセージを食べなさいという諺が古くより伝えられています。 17世紀の中国でも、とても貴重なものと重宝され、セージの葉1枚を大箱3箱のお茶と交換したという話もある程です。

■お料理に
豚肉や、脂っこい肉料理や、臭みのあるレバーなどの臭い消しとしても利用されています。
■ハーブティーに
その場合、フレッシュのほうが飲みやすい。
■体に
ハーブティーの二倍の濃度でうがい薬にもなる。

カモミール

ヨーロッパにも日本の民間療法と同じ様なアロマ療法(香りを利用)とフィト療法(植物を利用)があります。カモミールは古代エジプト時代から薬用ハーブとして用いられていました。 カモミールは主に花を利用します。植物を使った治療法では最もよく使われるハーブのひとつです。 ヨーロッパではサプリメント、スキンケア用品、医薬品などに幅広く使われています。 カモミールは、ドイツでは『ママのハーブ』と呼ばれています。

■ハーブティーに
ミルクとカモミールのティーパックを鍋に入れて、温めます。
温まったら、ラム酒を少し加えてできあがり。お好みで蜂蜜を入れても。
眠れない夜に。

ラズベリーリーフ

ラズベリーリーフはヨーロッパのキイチゴの葉のことです。ヨモギのような爽やかな香りで、癖がなく飲みやすい、すっきりとした味わいのお茶です。「マタニティハーブ」「ウーマンズハーブ」とも呼ばれ、強力な薬ほどの即効性はありませんが、長期間摂取する場合でも副作用もなく、妊娠中、授乳中の女性だけでなく、全ての女性の身体の変化をサポートしてくれるハーブとして親しまれています。

■ハーブティーに
オススメブレンド (分量はカップ1を目安にしています。)
☆フルーティーな口当たりです
ラズベリーリーフ:tsp1/2 ハイビスカス:1個 レモングラス:tsp1/3 ローズヒップ:tsp1/2
☆妊婦さんにお勧め
  ラズベリーリーフ:tsp1 ネトル:tsp1/2
■お料理に
  甘酸っぱい果実はジャムやお菓子、ワイン、ビネガーなどに利用されます。

ユーカリ

古くから薬草として使われており、日本でも大正時代には、空気が綺麗になるということで植えられました。のど飴、軟膏などの原材料としてよく使われます。

■ハーブティーに
刺激が強いので、長期間の飲用は避けてください。
■入浴に
カゼの引き始めに、体力があり他の病気のない方は、熱めの湯をはり、高温のシャワーを全開で出して浴室内に蒸気をみたします。浴槽の縁に数滴の精油を滴下するか、1mlくらいを小皿に入れて縁において入浴します。あまり長時間入って体力を消耗しないようにしてください。
また、浴槽の縁に1~2滴たらせば、すてきな森林温泉浴に。

セントジョーンズワート

セントジョーンズワートの名はキリスト教の民話から来ています。この花から出る赤い色は、洗礼者ヨハネ(John the Baptist)が斬首されたときに流れ出た血の象徴といわれています。洗礼者ヨハネの誕生日とされる6月24日頃に、北半球ではセントジョーンズワートの黄色い花が咲きます。 日本名が西洋オトギリソウといい、ドイツで盛んに研究され、アメリカで旋風を起こしたハーブで、セントジョーンズワートは欧米では「ストレスに効果のあるハーブ」として有名で、ドイツを中心に実際に抗鬱薬としても使われています。

ジンジャー

ジンジャーは熱乾性ハーブとして、悪寒を除去するために用いられてきましたが、2千年前からインドで「万能薬」として使われていたことが医学書に記載されています。 アジア産のスパイスとして紀元前にヨーロッパに伝わり、その後アラビア人によってギリシアやローマへ伝わっていきローマ帝国の関税の対象になりました。 西洋で使用するジンジャーは乾茎が主体です。

■様々なお料理に
ジンジャー(生姜)には肉や魚の生臭みを消す効果があります。ジンジャー(生姜)焼きなどは人気のある調理方法として愛されています。またタンパク質分解酵素も含まれていますので、消化を良くする働きもあります。
ヨーロッパでは、乾燥ジンジャーが主に使われ、チョコレートやクッキーなどに使われ、欧米ではプリン、ケーキ、パンや飲み物(ジンジャーエール)、カレー、ピクルス、レバー料理などにも使われています。
■ハーブティーに
 1.カップにティーパックを入れお湯を注ぎます。
 2.しょうがの絞り汁を入れます。
 3.お好みの甘さになるまではちみつを加えます。

レモングラス

「トムヤムクン」などエスニック料理にも使われる細長いイネ科の植物です。 青々とした葉に、レモンを加えたような香りですが、エキゾチックな甘美な 香りもします。インドでは古くから感染症や熱病、虫避けに使われて来ました。

葉や茎はフレッシュでもドライでも使います。スッキリさわやかハーブティーに料理ならトムヤンクンなどタイ料理の香り付けに使います。ニンニクやトウガラシとも合うので魚介類や肉の料理にも使われます。ドライは香りが落ちるので出来ればフレッシュを使いたいです。
防虫、脱臭効果があるので、乾燥させてタンスやクローゼットに入れてもいいでしょう。

ローズマリー

 ”海のしずく”を語源とする地中海を代表するハーブです。記憶力をシンボルとする若返りの妙薬として知られています。14世紀、リウマチに悩む72歳のエリザベート王妃が;このハーブで見事に若返り、隣国のポーランド国王から求婚されたというエピソードが残っています。この処方は”ハンガリー水”として今に伝わっています。強力な抗酸化(老化防止)作用と血液循環を促進する働きがあり、トニック(強壮)ハーブとして用いられています。  葉は癖のある香りがしますが、ティーとしては癖が無くすっきりした味です。  ポプリとして部屋におきますと、虫除けにもなります。 肉と一緒に炒めて「ローズマリー風味」としてもおいしく食することができます。

ローズマリーティーは、ブレンド方法が多彩で、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。もし、リフレッシュ効果を期待するならば、『ミントとレモングラス』などを一緒にブレンドさせてみると、さわやかな味が楽しめます。


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