ゼラニウム

「ゼラニウム」という呼び名は、以前、この花がゲンノショウコ属(Geranium)に分類されていたことの名残です。後にペラルゴニウム属に再分類されましたが、過去の属の名前がそのまま残りました。

■ハーブティーに
  ローズゼラニウムティー→ローズゼラニウムは、バラの香りがして、やさしい気持ちになれます。ま    た、ストレートティーに1枚浮かべても楽しいです。
  ふたつきマグカップに葉を5枚ほど入れて、お湯を注いで、2、3分ふたをします

■スキンケア
  注意事項としては、強力なのでアトピーの方や敏感肌に方は
  注意して量を抑え目にするか、他のものを使うほうがいいと思います。

ジュニパー

紀元前1550年頃のエジプトのパピルス文書に、薬としての処方がいくつか書き残されているぐらい古くから利用されてきました。中世ヨーロッパでの民間療法では、チフス、コレラ、赤痢などの伝染病や条虫を下すなど、諸々の病に効く万能薬として重宝されたようです。 ジュニパーは聖母マリアとキリストがエジプトに逃げたとき、その腕を開いて隠れ場所を提供した木の1つであったため、ジュニパーは追跡されている弱者の隠れ場所というふうに思われ、野ウサギも猟犬に追われた時、ジュニパーの木の陰に逃げ込むのは、ジュニパーの香りが犬の嗅覚を迷わせ、見つけられなくなることを本能的に知っているのではと言われています。

■ハーブティーに
(他のハーブティーとブレンドして)
 ジュニパーベリーは、スプーンの背などで、軽くつぶしてから、ブレンドしてください。
 そして、通常より長めに時間をおいてからお飲み下さい。

■お料理に
 ・ジンやリキュール酒の香りづけに使われるのは有名です。
 ・すりつぶした実は樹脂のような香りがあるので、パテやマリネなどによく使われます。
 ・肉の保存や臭み消しとしても良く利用され、かつてヨーロッパでは、コショウの代わりに使われていま  した。

ローズ

甘く魅力的な香りと美しさをもち「花の女王」と言われ私たちの生活でも身近な存在のローズは、世界中に2万種を超える品種があるといわれます。 古代ローマの人々にとっては「喜びの花」で宴会で卓上に飾るのはもちろん結婚式にはバラでティアラを作ったり、勝利者が行進する通りに花びらをまいたといわれています。また、かの有名なクレオパトラは永遠の美と若さを保つため、毎日バラの花びらを、浴槽いっぱいに浮かべて入浴したそうです。 ローズの香りを小道具に使っていた、歴史に残る美女たちの“美と若さ”のヒケツはバラだったのではないかと思います。

■ハーブティーに
 ホルモンのバランスを整えるとされ、老化や衰えはじめた肌、敏感肌、しみなどに効果があリます。
■お料理に
 最近の話題の、ローズを使って作るジャムは、ハーブティーに入れて一緒に飲むと、そのさわやかな香 りで心もリラックスできます。

オリーブ

オリーブの花言葉は「平和」で、聖書に「ノアの大洪水の最後の頃に、くちばしにオリーブの若葉をくわえた鳩がノアのところに戻って洪水の終わりを告げたと記録に残され、以来オリーブは鳩と共に・平和の象徴・とされ、国連旗のデザインにも描かれ、人々に広く親しまれています。 オリーブの樹は、地中海周辺の温暖な気候、太陽、乾燥気味な空気がオリーブには最適の土地で4000~6000年前頃からギリシャやローマで栽培されるようになり、やがてイタリア、北アフリカ、フランスへと栽培方法や、その利用法が広がっていきました。 古代エジプトでは、王の死後墓にオリーブの実が供えられたり、枝を装飾品として使用されました。ギリシャでは、古代オリンピックの優勝者にオリーブの苗が贈られたり、葉で編んだ冠は月桂樹(ローリエ)と共に、競技の勝者の頭に飾られました。 日本に初めてオリーブが伝わったのは安土桃山時代で、当時ポルトガル人が持ってきたものだったところから、ポルトガルの油(ホルト油)と呼ばれていたそうです。幕末や明治の初期に、オリーブの苗木が輸入されましたが、根付かず、明治41年にアメリカから輸入した苗木が、三重、鹿児島香川の三県に分けて植えられました。そのうち、香川県小豆島で見事に成長し、3年後にはオリーブの実が収穫されました。そのため小豆島は、日本オリーブ発祥の地で知られています。

■ハーブティーに
 オリーブの葉をハーブティーとして飲用できますが、青臭い葉っぱのような香りで、シングルでは、
 おいしいから掛離れています。
■お料理に
 イタリア料理や地中海料理には欠かせません。
 オリーブの実の塩漬けなど、料理の彩りや風味付けに欠かせません。

グランベリー

ツツジ科スノキ属の北アメリカで生産されている小さな果樹。ツルコケモモの近縁種で日本名はオオミツルコケモモ。さくらんぼ大の小さくてかわいい真っ赤な実をつけます。名前の由来はクランベリーの花が鶴(クレイン)に似ていることからきています。酸味がありジャムやジュース、お菓子などによく使われています。クリスマスのときには七面鳥の丸焼きにクランベリーソースはつきもの。ちなみに、クランベリーにメープルシロップを加えて七面鳥に添えたのが、クランベリーソースの始まりと言われています。アメリカでは果物出荷量のトップ3に入るほどの人気ものです。

■ハーブティーに
材料 (カップ約1杯分)
100%クランベリージュース ・・・ 約100cc
レモンバーム(フレッシュ) ・・・2枝(生葉を10~15枚程度)
お湯 ・・・約100cc
■お料理に
ジャム、ジュース、いろいろなお菓子にも。

ルイボス

南アフリカのセダルバーグ山脈の高原に自生する低木の針葉樹の一種です。小さな黄色い花が咲きます。「ルイボス」という名は、お茶をつくるときの発酵過程で 葉や新芽にだんだんと現れてくる赤い色に由来します。小さな黄色い花が咲きます。ルイボスの効能は南アフリカのみならず、ドイツ・オランダ・イギリス・ アメリカ・日本などで研究され、その効能が検証されています。従来南アフリカの先住民の間では、「不老長寿のお茶」として今日まで愛飲されています。

■ハーブティーに
■体に
・化粧水に
・入浴剤として
・洗顔の際に(くすみに効果があります。)

アロエベラ

ユリ科の植物で、たまねぎ・ニンニク・アスパラガスなどと同じ野菜の仲間です。 日本ではキダチアロエがポピュラーですが、欧米ではアロエといえばアロエベラのことを指します。ベラはラテン語で本物という意味です。 BC2000年のエジプトではアロエベラが健康維持に役立つと言われ、昔の書物にも残っています。 美容にも大変よく、クレオパトラが愛用していたのも、このアロエベラです。

■食べ方
アロエベラの葉肉部分をジュースやヨーグルト、ゼリーなどに入れて。
■体に
アロエベラの葉1枚をトゲをとり、よく水洗いしてから1~2㎝幅にきざむ、布袋にきざんだアロエを入れ、アロエが外に出ないようにしばって湯船にいれます。
浴槽に入りながら、アロエ汁を絞り出すように袋をもみほぐしてアロエ風呂を楽しんでみては。

ターメリック

ウコンはショウガ科の多年草で、日本では500年位前に沖縄に伝えられ、鹿児島、奄美大島などに生息します。薬として用いられるのは根茎で、大昔の時代には「卑弥呼の秘薬」とも呼ばれ、特に肝臓病、糖尿病、高血圧、心臓病に効果が期待されるとされてきました。日本では平安時代から木綿の染料として利用されてきました。食品の着色料にも使われています。 ヨーロッパでは、肉類の防腐剤、防虫剤として利用されています。 ウコンの黄色色素は苦味のあるクルクミンと呼ばれる物質で、肝臓の機能を回復するのに有効であると言われています。

■お茶で

カモミール

カモミールは、ドイツで「お母さんのハーブ」と呼ばれます。これは、月経に関わる不調や更年期障害の対策に使われてきたからです。また、ギリシアではヒポクラテスが熱剤にローマンカモミールを使用したという記述もあり、古代エジプトではお薬として人々から高い評価を得ていたという説も。

■ハーブティーに
・鍋の中にジャーマンカモミールのドライをティースプーン1杯、ミルク180ccを入れ、煮立てます。
・煮立ったら火を止め蓋をし、3~4分蒸らしてから、茶こしでカップに注ぎます。
・お好みではちみつを入れると飲みやすくなります。
■体に
ハーブティーを濃く煮出したものを浴槽に入れて入浴剤として使用すると、お肌にも効果を発揮します。

リンデン

空に向かって堂々と枝を広げる高い木で、ドイツの人々はこの木陰で憩い、読書にふけり、愛の語らいをしてきました。シューベルトの歌曲集「冬の旅」にも歌われているように、各地をさすらう人々にとって、この樹の下は過酷な現実から目をそらす事ができた場所でした。 フランスでは夕食後のお茶として親しまれていますが、それとは別に、落ち着きのない子供にリンデンのハーブティーを飲ませる習慣もあるそうです。 また、魔女が愛の媚薬を作る際に使ったそうで、「愛の守り神」などとも言われます。いずれにしても、家庭円満に役立ちそうなハーブティーです。

■ハーブティーに
神経の疲労回復
リンデンウッド1/3杯+オレンジブロッサム1/3杯+ペパーミント1/3杯

消化促進、食後のお茶に
リンデンウッド1/3杯+ペパーミント1/2杯+ローズレッド1/2杯

ダイエットに最適
リンデンウッド1/3杯+ペパーミント1/3杯+レモングラス1/3杯+ローズマリー1/3杯 

 


ネトル

原産はヨーロッパおよびアジアのイラクサ科の植物です。多年草で雄株・雌株に分かれ高さは1.2m位になります。葉には炭水化物やアミノ酸が豊富に含まれています。昔はビールの代用品の原料でした。 アンデルセン童話『白鳥の王子』で、白鳥になった兄弟の呪いを解くために、王女がネトルから糸を紡ぐ場面があります。古代では、茎からとれる繊維を布を織るために利用していたようです。ネトルは、針を意味する古代英語に由来しており、茎にとげのあるハーブです。

■ハーブティーに
1.スプーン1杯+お湯180から200cc(カップ一杯分)をポットにいれ、10分程度蒸らす。
2.カップに、漉して注ぐ。
1日3回、カップ一杯ずつ飲む。
作り置きは、1日分まで。

シナモン

シナモンは、またの名を「桂皮」と言います。桂皮は昔から東洋医学では大活躍してきました。 紀元前4000年頃からエジプトでミイラの防腐剤として使われ出し、 また、儀礼にも頻繁に使われていたようです。日本には8世紀前半に伝来しています。

■お料理に
シナモン…2~3g
米…50~100g
黒砂糖…スプーン1杯(お好みで適量)
【作り方】
まずシナモンをよく煮てください。上澄みを取ったら煮汁は残してください。次に土鍋(薬膳ではふつう鉄鍋は使いません)に米を入れ適量の水と先ほどのシナモンの煮汁、黒砂糖を入れてを入れ煮てください。お湯が沸騰したら、弱火にしてください。お米の形がくずれてきたらできあがり。
【食べ方】
1日2回、3~4日間続けてお召上がりください。
【効能】
冷えからくる腹痛、食欲不振に効果があります。中国では生理痛がひどいときにも食べられています。

フェンネル

セリ科のフェンネルは地中海沿岸の原産とされますが世界各地で生育し、メディカルハーブとして、また料理の分野に不可欠な香草として古くから用いられています。「魚のハーブ」とも言われ魚料理とよく合います。「富める者は魚とフェンネルを食べ、貧しい者は食べるものがなくてもフェンネルだけは食べる」といわれるほど、ヨーロッパの家庭には浸透し、定着しているスパイスです。 古代エジプトでは、すでに栽培が行われていたといいます。ローマ人にはとりわけ珍重されていました。詩人のワーズワースによれば「古代ローマの剣闘士は、荒々しい喧嘩好きが集まっており、彼らはフェンネルの効果を期待して食事にそれを混ぜていた。そして勝者は、フェンネルの花冠をつけていた」と言います。

■ハーブティーに
分量は1人分ティースプーン山盛り1杯(1~2g)。ポットとカップはあらかじめ温めておくと良いでしょう。ハーブをポット(急須でも可)に入れ、沸騰させ、少し置いた熱湯を注ぎ、香りを逃がさない様に必ず、蓋をしましょう。平均3分程おいてからカップに注ぎます。花や葉の場合は短かめに。茎などの固い部位は5分程おいてから。
→母乳を増やす効果があります。消化不良や便秘に効果的。月経の正常化。解毒作用と利尿作用により痩身効果があり、ダイエットにおすすめです。
■お料理に
魚料理用のソース、クールブイヨン、塩漬け魚、生魚など。
アップルパイ、スープ、肉料理に用いられ、リキュール、ベルモットなどの香料に。
インドではカレー粉の主原料として使われています。


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