オリーブ
オリーブの花言葉は「平和」で、聖書に「ノアの大洪水の最後の頃に、くちばしにオリーブの若葉をくわえた鳩がノアのところに戻って洪水の終わりを告げたと記録に残され、以来オリーブは鳩と共に・平和の象徴・とされ、国連旗のデザインにも描かれ、人々に広く親しまれています。
オリーブの樹は、地中海周辺の温暖な気候、太陽、乾燥気味な空気がオリーブには最適の土地で4000~6000年前頃からギリシャやローマで栽培されるようになり、やがてイタリア、北アフリカ、フランスへと栽培方法や、その利用法が広がっていきました。
古代エジプトでは、王の死後墓にオリーブの実が供えられたり、枝を装飾品として使用されました。ギリシャでは、古代オリンピックの優勝者にオリーブの苗が贈られたり、葉で編んだ冠は月桂樹(ローリエ)と共に、競技の勝者の頭に飾られました。
日本に初めてオリーブが伝わったのは安土桃山時代で、当時ポルトガル人が持ってきたものだったところから、ポルトガルの油(ホルト油)と呼ばれていたそうです。幕末や明治の初期に、オリーブの苗木が輸入されましたが、根付かず、明治41年にアメリカから輸入した苗木が、三重、鹿児島香川の三県に分けて植えられました。そのうち、香川県小豆島で見事に成長し、3年後にはオリーブの実が収穫されました。そのため小豆島は、日本オリーブ発祥の地で知られています。
■ハーブティーに
オリーブの葉をハーブティーとして飲用できますが、青臭い葉っぱのような香りで、シングルでは、
おいしいから掛離れています。
■お料理に
イタリア料理や地中海料理には欠かせません。
オリーブの実の塩漬けなど、料理の彩りや風味付けに欠かせません。
オレンジ
オレンジといえば、ハーブよりもフルーツのイメージが強いと思いますが、中国原産の薬用植物です。今も昔も中国では盛んにオレンジを薬として用いています。あの七味唐辛子に入っている陳皮は完熟果の果皮を、乾燥させたもので、消化を助ける漢方薬です。日本では温州みかんがリンゴと共に日本人に愛され、良く食べられている果物ですが、オレンジが日本に伝えられたのは、明治の中頃で、意外と歴史の浅い果物です。
オレンジブロッサム(オレンジフラワー)のハーブの香りは、間脳を刺激し、勉学する意欲が湧いて来る香りです。
■ハーブティーに
カモミールや、ペパーミントは、オレンジと相性が良いので、ミックスしても。
■お料理に
果汁を搾っただけでもおいしく、また鴨料理のオレンジソースは、あまりにも有名です。
オレガノ
ギリシャ神話では、愛と美の女神ビーナスが海の水から作り出し、太陽をたくさん浴びる様にと一番高い山に植えた草と伝えられており、古くから栽培されていたハーブです。学名のオリガヌム(Origanum)は、ギリシャ語のオロス(山の意)とガノス(喜びの意)が語源となっています。
「ハナハッカ」が示す通りミントに似た刺激臭とピリッとした辛味があります。
■お料理に
全草を乾燥、または生で各種料理に用いられます。特にトマトとの相性は最高で、トマトソース、ミートソース、ピザには欠かせません。イタリアでは、ピザソースはオレガノが命といわれているほどです
■ハーブティーに
食欲増進作用、消化促進作用があり、食事の前のオレガノティーは特におすすめです。
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