レモンバーベナ

さわやかなレモンの香りを放ち、ハーブティーの女王の名にふさわしい多くの人に好まれるハーブですが、華やかな神話や伝説のたぐいがほとんどないのが、とても不思議なくらいです。南米原産で、チリ、ペルー、アルゼンチンなど、アンデス山脈の土着の植物で、現地でもスパイスや香油として、よく使われています。そして、1784年にスペイン人によって、ヨーロッパに持ち込まれました。 ヨーロッパでは、もともとディナーのときのフィンガーボールの水(指先をすすぐ水)に、レモンの香りをつけるために利用されていました。レモンバーベナは、フランス語で「ヴェルベーヌ」と呼ばれ、フランス人が好んで飲むハーブティーとして有名です。

■ハーブティーに
ミント類と相性がよく、ホットでもアイスでもおいしく飲める
ブレンドティーとして親しまれています。
■お料理に
ケーキや飲み物に香りを付けたりします。
■体に
浴湯料、香粧料にも利用できます。

レモンバーム

レモンバームはシソ科の多年草で、葉はレモンに似た甘く爽やかな香りがします。 ミツバチが集まりやすいことから、ヨーロッパでは紀元前の頃から養蜂用に栽培されています。 レモンバームは、ミツバチの葉という意味のメリッサ、またはコウスイハッカ、西洋ヤマハッカなどの別名でも呼ばれています。

■ハーブティーに(ぶれんどてぃー)
≪リラックスレシピ≫
レモンバーム 1/2杯+リンデン 1/2杯

≪不安な気持ちをしずめるレシピ≫
レモンバーム 1杯+ラベンダー 1/3杯

レモングラス

「トムヤムクン」などエスニック料理にも使われる細長いイネ科の植物です。 青々とした葉に、レモンを加えたような香りですが、エキゾチックな甘美な 香りもします。インドでは古くから感染症や熱病、虫避けに使われて来ました。

葉や茎はフレッシュでもドライでも使います。スッキリさわやかハーブティーに料理ならトムヤンクンなどタイ料理の香り付けに使います。ニンニクやトウガラシとも合うので魚介類や肉の料理にも使われます。ドライは香りが落ちるので出来ればフレッシュを使いたいです。
防虫、脱臭効果があるので、乾燥させてタンスやクローゼットに入れてもいいでしょう。


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