月桃

月桃は亜熱帯性のショウガ科の多年草で沖縄ではサンニンと呼ばれ、高さ3mにまで育ちます。初夏には肉質で唇状の白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけます。花弁の端はピンク色でその形が小さな貝殻を思わせることからハワイではシェル・ジンジャーと呼ばれています。沖縄では旧暦の12月8日をムーチー(餅)の日と言い、カーサームーチー(月桃の葉で包んだ餅)を食べる慣わしがあります。

■ハーブティーに
  「ポリフェノール」が多く含まれていることが明らかになり、幅広い分野への応用が進められています。
■その他
  心と体をやさしく解き放って、落ち着きと安らぎを回復してくれます。

ゲッケイジュ

クスノキ科Lauraceaeのゲッケイジュ(ラウルス)属Laurusは、南ヨーロッパ、カナリア諸島に分布する常緑低木、高木で、ゲッケイジュ(月桂樹)は、地中海地方原産で雌雄異株の常緑高木です。ローレル、ローリエ、ベイリーフ、スイート・ベイ、ベイなど様々な呼び名がありますが、木そのものがゲッケイジュでハーブとしてのゲッケイジュの葉をローリエ、ベイとして使う事が多いですね。ローレルはあまり区別されていないようです。ちなみにローリエはフランス語、ローレルはスペイン語および英語、ベイは英語です。葉は、やや灰色がかった緑色をしており、レモンやクローブに似た甘い香り特徴で、古くから香辛料等に用いられています。 古代ギリシア・ローマ時代から、宗教儀式に用いたり、英雄や勝者、芸術家などに英知と栄光の象徴として与えられていました。現在でもマラソン競技などに受け継がれていますね。学名のLaurusはラテン語の「誉めたたえる」の意味をもつLaudisから来ています。 又、ヨーロッパでは古くから魔よけなど凶事に対するお守りの木とされ、ペストなどの疫病が蔓延した時代には街角で燃やされたり、稲妻を避けるものと信じられ、宮殿や広場などに植樹されていました。

■利用法・・
優れた防虫効果もあり、米などの穀物や小麦粉などの容器に入れてお
くと虫が寄りつきません。


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