月桃

月桃は亜熱帯性のショウガ科の多年草で沖縄ではサンニンと呼ばれ、高さ3mにまで育ちます。初夏には肉質で唇状の白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけます。花弁の端はピンク色でその形が小さな貝殻を思わせることからハワイではシェル・ジンジャーと呼ばれています。沖縄では旧暦の12月8日をムーチー(餅)の日と言い、カーサームーチー(月桃の葉で包んだ餅)を食べる慣わしがあります。

■ハーブティーに
  「ポリフェノール」が多く含まれていることが明らかになり、幅広い分野への応用が進められています。
■その他
  心と体をやさしく解き放って、落ち着きと安らぎを回復してくれます。

サイリウム

サイリウムの種子とハスク(種皮)は長い間、ヨーロッパや米国で膨潤性緩下剤として用いられてきました。地中海原産のは南フランスやスペインで栽培され、種子の色が黒いためブラックサイリウムと呼ばれ、一方、地中海、北アフリカ、西アジア原産のものはインドやパキスタンで栽培され、ブロンドサイリウムと呼ばれます。

■利用法
  特定保健用食品には「おなかの調子をととのえる」食物繊維として、サイリウムを使用した即席麺、シ  リアル、粉末飲料などがあります。食物繊維食品やダイエット食品の素材にも利用されています。

オリーブ

オリーブの花言葉は「平和」で、聖書に「ノアの大洪水の最後の頃に、くちばしにオリーブの若葉をくわえた鳩がノアのところに戻って洪水の終わりを告げたと記録に残され、以来オリーブは鳩と共に・平和の象徴・とされ、国連旗のデザインにも描かれ、人々に広く親しまれています。 オリーブの樹は、地中海周辺の温暖な気候、太陽、乾燥気味な空気がオリーブには最適の土地で4000~6000年前頃からギリシャやローマで栽培されるようになり、やがてイタリア、北アフリカ、フランスへと栽培方法や、その利用法が広がっていきました。 古代エジプトでは、王の死後墓にオリーブの実が供えられたり、枝を装飾品として使用されました。ギリシャでは、古代オリンピックの優勝者にオリーブの苗が贈られたり、葉で編んだ冠は月桂樹(ローリエ)と共に、競技の勝者の頭に飾られました。 日本に初めてオリーブが伝わったのは安土桃山時代で、当時ポルトガル人が持ってきたものだったところから、ポルトガルの油(ホルト油)と呼ばれていたそうです。幕末や明治の初期に、オリーブの苗木が輸入されましたが、根付かず、明治41年にアメリカから輸入した苗木が、三重、鹿児島香川の三県に分けて植えられました。そのうち、香川県小豆島で見事に成長し、3年後にはオリーブの実が収穫されました。そのため小豆島は、日本オリーブ発祥の地で知られています。

■ハーブティーに
 オリーブの葉をハーブティーとして飲用できますが、青臭い葉っぱのような香りで、シングルでは、
 おいしいから掛離れています。
■お料理に
 イタリア料理や地中海料理には欠かせません。
 オリーブの実の塩漬けなど、料理の彩りや風味付けに欠かせません。

チコリ

チコリはヨーロッパ原産のとても美しい澄んだ青色の花で、よく清らかな少女の瞳にたとえられます。 伝説も少女にまつわるお話が多く、ドイツではこの花の透き通るような清らかな青さは、一人の少女の涙からできたとされ、いつまで待っても帰ってこない恋人を想い、待ちわびた少女が道端で流した涙がチコリに姿を変えたそうです。 また、ニコチンを緩和するのにも役立つので、愛煙家の皆さんはコーヒー代わりに愛飲されるのはいかがでしょうか。

■ハーブティーに
 チコリのハーブティーは個性の強いので、ストレートで。
 コーヒーのようにミルクを入れて飲んでも。妊婦さんや授乳中の方も、ノンカフェインなので安心して飲め ます。
■お料理に
 ・サラダにして
 ・花びらをサラダに散らしたり、かすかな苦味のある葉を松の実と混ぜサラダのトッピングに用いるのも  。
 ・株に土をかぶせて保温するとできる白い葉球(軟白野菜)は、フランス料理やイタリア料理のオードブ  ルなどでおなじみのチコリです。

ルイボス

南アフリカのセダルバーグ山脈の高原に自生する低木の針葉樹の一種です。小さな黄色い花が咲きます。「ルイボス」という名は、お茶をつくるときの発酵過程で 葉や新芽にだんだんと現れてくる赤い色に由来します。小さな黄色い花が咲きます。ルイボスの効能は南アフリカのみならず、ドイツ・オランダ・イギリス・ アメリカ・日本などで研究され、その効能が検証されています。従来南アフリカの先住民の間では、「不老長寿のお茶」として今日まで愛飲されています。

■ハーブティーに
■体に
・化粧水に
・入浴剤として
・洗顔の際に(くすみに効果があります。)

マテ

南米各国では、葉の部分が薬草として、或いは爽快感を与えるハーブティーとして、伝統的に利用されて来ています。南米でイエルバ・マテ と言えば、日本の緑茶の如く、「ナショナルドリンク」とみなされ、人々にこよなく愛飲されていますが、ヨーロッパでは、「インディオの緑色の黄金」 と呼ばれ珍重されています。

■ハーブティーに
マテリーフの浸出茶が一般的な摂取法です。2グラムのキザミをカップに入れ150mlの熱湯を注ぎます。
■注意
カフェインが含有が高いので、妊娠中・授乳中の場合や、刺激物に敏感なかたは避けてください。

アロエベラ

ユリ科の植物で、たまねぎ・ニンニク・アスパラガスなどと同じ野菜の仲間です。 日本ではキダチアロエがポピュラーですが、欧米ではアロエといえばアロエベラのことを指します。ベラはラテン語で本物という意味です。 BC2000年のエジプトではアロエベラが健康維持に役立つと言われ、昔の書物にも残っています。 美容にも大変よく、クレオパトラが愛用していたのも、このアロエベラです。

■食べ方
アロエベラの葉肉部分をジュースやヨーグルト、ゼリーなどに入れて。
■体に
アロエベラの葉1枚をトゲをとり、よく水洗いしてから1~2㎝幅にきざむ、布袋にきざんだアロエを入れ、アロエが外に出ないようにしばって湯船にいれます。
浴槽に入りながら、アロエ汁を絞り出すように袋をもみほぐしてアロエ風呂を楽しんでみては。

ターメリック

ウコンはショウガ科の多年草で、日本では500年位前に沖縄に伝えられ、鹿児島、奄美大島などに生息します。薬として用いられるのは根茎で、大昔の時代には「卑弥呼の秘薬」とも呼ばれ、特に肝臓病、糖尿病、高血圧、心臓病に効果が期待されるとされてきました。日本では平安時代から木綿の染料として利用されてきました。食品の着色料にも使われています。 ヨーロッパでは、肉類の防腐剤、防虫剤として利用されています。 ウコンの黄色色素は苦味のあるクルクミンと呼ばれる物質で、肝臓の機能を回復するのに有効であると言われています。

■お茶で

カモミール

ヨーロッパにも日本の民間療法と同じ様なアロマ療法(香りを利用)とフィト療法(植物を利用)があります。カモミールは古代エジプト時代から薬用ハーブとして用いられていました。 カモミールは主に花を利用します。植物を使った治療法では最もよく使われるハーブのひとつです。 ヨーロッパではサプリメント、スキンケア用品、医薬品などに幅広く使われています。 カモミールは、ドイツでは『ママのハーブ』と呼ばれています。

■ハーブティーに
ミルクとカモミールのティーパックを鍋に入れて、温めます。
温まったら、ラム酒を少し加えてできあがり。お好みで蜂蜜を入れても。
眠れない夜に。

ユーカリ

古くから薬草として使われており、日本でも大正時代には、空気が綺麗になるということで植えられました。のど飴、軟膏などの原材料としてよく使われます。

■ハーブティーに
刺激が強いので、長期間の飲用は避けてください。
■入浴に
カゼの引き始めに、体力があり他の病気のない方は、熱めの湯をはり、高温のシャワーを全開で出して浴室内に蒸気をみたします。浴槽の縁に数滴の精油を滴下するか、1mlくらいを小皿に入れて縁において入浴します。あまり長時間入って体力を消耗しないようにしてください。
また、浴槽の縁に1~2滴たらせば、すてきな森林温泉浴に。

アーティーチョーク

Cynaraはギリシア語kyon(犬の意)に由来します。 これは総苞の棘が犬の歯に似ているためといわれます。 古くギリシア、ローマ時代から野菜として栽培されてきた歴史があり、これは近縁のカルドンから生まれたものと考えられています。 日本では江戸時代中期に栽培されましたが、普及しなかったといわれます。

■ハーブティーに

ティーポットなどはあらかじめ温めておきます。ポットにカップ1杯につきティースプーン約2杯のハーブを入れ、作る杯数分の沸騰したてのお湯 (100℃) を注ぎます。(ブレンドをする場合は、混ぜ合わせた量で1杯分ティースプーン約2杯です)
2. すぐに蓋をし、約3~5分蒸らします。
3. 茶漉しのないポットの場合は、茶漉しで濾しながらカップに注ぎ出来上がりです。香りを吸い込むようにお飲み下さい。

ローズマリー

 ”海のしずく”を語源とする地中海を代表するハーブです。記憶力をシンボルとする若返りの妙薬として知られています。14世紀、リウマチに悩む72歳のエリザベート王妃が;このハーブで見事に若返り、隣国のポーランド国王から求婚されたというエピソードが残っています。この処方は”ハンガリー水”として今に伝わっています。強力な抗酸化(老化防止)作用と血液循環を促進する働きがあり、トニック(強壮)ハーブとして用いられています。  葉は癖のある香りがしますが、ティーとしては癖が無くすっきりした味です。  ポプリとして部屋におきますと、虫除けにもなります。 肉と一緒に炒めて「ローズマリー風味」としてもおいしく食することができます。

ローズマリーティーは、ブレンド方法が多彩で、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。もし、リフレッシュ効果を期待するならば、『ミントとレモングラス』などを一緒にブレンドさせてみると、さわやかな味が楽しめます。


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