クミスクチン

欧米でジャバ茶(Java tea)の名で知られるクミスクチンは熱帯アジア原産のシソ科の植物でインドネシアやマレーシアでは古くから「腎臓のお茶」として知られています。クミスクチンという名前はマレー語で「ネコのヒゲ」を意味しますが、これは花部の長く突き出た雌しべがネコのヒゲに似ているところからつけられたものです。

■ハーブティーに
  急須の場合、急須にティーパック1袋を入れ熱湯をそそいでフタをし、しばらくお待ちください。急須を   軽く振って湯のみにそそいでください。
●夏はクールで、冬はホットで、また、お好みによりハチミツやレモンなどをおともに楽しめます。

クミン

クミンの独得の芳香は、原産地エジプトはもとより、今日では、ヨーロッパ、北アフリカ、アジア、メキシコなど世界各地で、最も一般 的なスパイスの一つになっています。カレー粉には欠かすことのできない原料の一つであるばかりでなく、チリーパウダーやチャツネなどにも用いられています。 ナイル河の渓谷に生育していたクミンは、古代エジプト時代に、ミイラ化して保存するのに、当初はアニスとともに防腐剤として使用されていました。   クミンは、エジプトや西アジアでは古くから栽培されていたため、この地方の人々はクミンを料理に使用していました。アラビアンナイト物語の中に、クミンの強い香りで調理したシチューを出された若者が、その美味しさのあまり腹いっぱいに食べ、その後つい手を洗うのを忘れてしまったため、手足の親指を切り落とされるという逸話が物語られています。千夜一夜物語の第27夜、コック長の話の項です。

■お料理に
・カレー粉の原料として欠かせません。
・北アフリカの“クースクース”
・北欧の“クミン入りチーズ”
・ドイツの“キュンメル酒”
・メキシコ料理の“チリー・コーン・カーン

グランベリー

ツツジ科スノキ属の北アメリカで生産されている小さな果樹。ツルコケモモの近縁種で日本名はオオミツルコケモモ。さくらんぼ大の小さくてかわいい真っ赤な実をつけます。名前の由来はクランベリーの花が鶴(クレイン)に似ていることからきています。酸味がありジャムやジュース、お菓子などによく使われています。クリスマスのときには七面鳥の丸焼きにクランベリーソースはつきもの。ちなみに、クランベリーにメープルシロップを加えて七面鳥に添えたのが、クランベリーソースの始まりと言われています。アメリカでは果物出荷量のトップ3に入るほどの人気ものです。

■ハーブティーに
材料 (カップ約1杯分)
100%クランベリージュース ・・・ 約100cc
レモンバーム(フレッシュ) ・・・2枝(生葉を10~15枚程度)
お湯 ・・・約100cc
■お料理に
ジャム、ジュース、いろいろなお菓子にも。

クローブ

蕾を乾燥させて作られるクローブのスパイスは、16世紀以来、胡椒と並んで、重要な貿易品として地位を占めてきました。インドカレーにおいては、シナモン、カルダモンと並んで欠かせないスパイス」の1つです。 また クローブは、古くから伝統的に歯痛の治療薬として用いられており、中国では、クローブの蕾を噛んで、歯の痛みを和らげるのに使っていました。現代でも、歯磨きの原料として使われており、市販されているチューブ入り歯磨の中には、クローブの香りを感じるものがたくさんあります。また、強い殺菌作用があることから、伝染病の治療にも使われてきました。

■お料理に
煮込みやオーブン料理で肉・たまねぎなどに刺して香りを加えます。
ひき肉料理には粉末を使います。甘くさわやかな香りが特徴です。


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