シラカバ

シラカバは白く優雅な見た目から公園や街路樹に使われることが多いですが、木質が柔らかいため木材としての用途は割りばしのほかにはあまり知られていないと思います。その機能が日本で認知されるようになったのは、1997年にキシリトールが甘味料として厚生省(当時)に認可され、虫歯予防の効果が紹介されてからでしょうか。チューインガムでおなじみのキシリトールは、主にシラカバの樹液から作られているのです。 しかし、実は1000年も前からその効能は知られていて、健康を増進するために樹液を飲む習慣は、中国や韓国、ロシア、フィンランドなどに古くからありました。北海道でもアイヌの人たちは「タンイワッカ」と呼び、健康飲料としてそのまま飲んだり、あるいは発酵酒にして楽しんでいたそうです。また、ヨーロッパの国々では葉や芽、樹皮をせんじたものが薬として利用されていたそうです。

■スキンケア
 シラカバの葉や樹皮から抽出された精油、木部を乾留して採取する樺木タール(樺油)はそれぞれ皮  膚病や外傷、湿疹などに効く有効成分を持ち、化粧品などに使われています。
■その他
  樹液を採取できるのは、1年のうち1カ月間だけ。穴を開けるだけで、1本の木から1日5リットル程度が  採取できる。採取によって木が枯れること樹液を原料とする甘味料で、虫歯予防の効果がある。カロ  リーは砂糖の75%で、インシュリンに影響を与えないことから糖尿病の患者や点滴にも使われている
  もない。

ジュニパー

紀元前1550年頃のエジプトのパピルス文書に、薬としての処方がいくつか書き残されているぐらい古くから利用されてきました。中世ヨーロッパでの民間療法では、チフス、コレラ、赤痢などの伝染病や条虫を下すなど、諸々の病に効く万能薬として重宝されたようです。 ジュニパーは聖母マリアとキリストがエジプトに逃げたとき、その腕を開いて隠れ場所を提供した木の1つであったため、ジュニパーは追跡されている弱者の隠れ場所というふうに思われ、野ウサギも猟犬に追われた時、ジュニパーの木の陰に逃げ込むのは、ジュニパーの香りが犬の嗅覚を迷わせ、見つけられなくなることを本能的に知っているのではと言われています。

■ハーブティーに
(他のハーブティーとブレンドして)
 ジュニパーベリーは、スプーンの背などで、軽くつぶしてから、ブレンドしてください。
 そして、通常より長めに時間をおいてからお飲み下さい。

■お料理に
 ・ジンやリキュール酒の香りづけに使われるのは有名です。
 ・すりつぶした実は樹脂のような香りがあるので、パテやマリネなどによく使われます。
 ・肉の保存や臭み消しとしても良く利用され、かつてヨーロッパでは、コショウの代わりに使われていま  した。

シソ

シソの葉は蘇葉といって、漢方生薬のひとつです。シソ(蘇葉)の名は葉が紫色で、香気がさわやかで食欲がすすみ、人を蘇らせることからつけられました

■お料理に
料理のアクセントや、薬味などに。
■お茶で
・葉っぱを細かく粉上にしてさじ1杯で15秒ほど沸かします。
・新鮮なシソを葉っぱごとこれでもかというくらいに小さく切り刻み袋に煮出しおくとよりおいしいシソ茶が 出来上がります。
(シソと一緒にショウガやみかんの皮を混ぜるとシソが持つ効果をより高めるそうです。)
・お好みではちみつを入れても。

ジャスミン

ジャスミンは耐寒性の常緑ツル性の植物で、原産地は北インドや中国。香水や石けんなどの香料やお茶に混ぜるなどして使われます。ジャスミンの精油は、東洋では何世紀にも渡って医薬品や香料として認められ、ジャスミンの花は日暮れのころから濃厚に甘く香ることから、インドでは「夜の女王」と呼ばれたといいます。蒸し暑い夜の空気に触れると開花するそうです。最も強い香りを放つ夜明け前に花を摘み香りを楽しめます。

■お茶で
ティーポットにティースプーン2杯のドライハーブを入れ、熱湯を注いで3分ほど蒸らします。

エッセンシャルオイルに
気分をリラックスさせてくれます。
また、不安感を和らげる作用もあり、気分を明るくさせるだけでなく気持ちを高ぶらせてくれます。
■体に
ジャスミンのハーバルバスは、高貴な湯浴として、肌を鎮静させ強壮するのに、とても効果があるとされています。

シナモン

シナモンは、またの名を「桂皮」と言います。桂皮は昔から東洋医学では大活躍してきました。 紀元前4000年頃からエジプトでミイラの防腐剤として使われ出し、 また、儀礼にも頻繁に使われていたようです。日本には8世紀前半に伝来しています。

■お料理に
シナモン…2~3g
米…50~100g
黒砂糖…スプーン1杯(お好みで適量)
【作り方】
まずシナモンをよく煮てください。上澄みを取ったら煮汁は残してください。次に土鍋(薬膳ではふつう鉄鍋は使いません)に米を入れ適量の水と先ほどのシナモンの煮汁、黒砂糖を入れてを入れ煮てください。お湯が沸騰したら、弱火にしてください。お米の形がくずれてきたらできあがり。
【食べ方】
1日2回、3~4日間続けてお召上がりください。
【効能】
冷えからくる腹痛、食欲不振に効果があります。中国では生理痛がひどいときにも食べられています。

ジンジャー

ジンジャーは熱乾性ハーブとして、悪寒を除去するために用いられてきましたが、2千年前からインドで「万能薬」として使われていたことが医学書に記載されています。 アジア産のスパイスとして紀元前にヨーロッパに伝わり、その後アラビア人によってギリシアやローマへ伝わっていきローマ帝国の関税の対象になりました。 西洋で使用するジンジャーは乾茎が主体です。

■様々なお料理に
ジンジャー(生姜)には肉や魚の生臭みを消す効果があります。ジンジャー(生姜)焼きなどは人気のある調理方法として愛されています。またタンパク質分解酵素も含まれていますので、消化を良くする働きもあります。
ヨーロッパでは、乾燥ジンジャーが主に使われ、チョコレートやクッキーなどに使われ、欧米ではプリン、ケーキ、パンや飲み物(ジンジャーエール)、カレー、ピクルス、レバー料理などにも使われています。
■ハーブティーに
 1.カップにティーパックを入れお湯を注ぎます。
 2.しょうがの絞り汁を入れます。
 3.お好みの甘さになるまではちみつを加えます。


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